加盟社リレー寄稿Q&A

コロナで貸し看板など広告ニーズに変化はありますか?

不動産活用ネットワークは、不動産オーナーのお困りごとに対して最短最適な解決策を提供するために、企業の垣根を越えて協力し合うことを目的とした不動産業のプロ集団です 。 Q&Aコーナーではオーナー様からのお悩みと専門家による解決方法をご説明いたします。

今回のご相談

不動産オーナー
不動産オーナー
2020年のコロナウィルスの影響で空地やビルの屋上やビル壁面を利用した貸し看板の解約がありました。野立て広告や壁面広告の需要は減ってきているのでしょうか? また今後広告業界ではどのような媒体のニーズが高まってくるのでしょうか?
西村友宏
西村友宏
コロナウィルスの影響で2020年広告業界には大きな変化がありました。電車移動が極端に減った結果、電車内の広告や駅広告の解約が目立ちました。またテレワークが進み、会食の自粛などからビジネスエリアでの広告ニーズは減少しました。2020年は総じて広告ニーズが落ち込みましたが、2021年以降はこれまで注目されなかった広告ニーズが高まると弊社では考えています。

テレワークの影響で駅看板は空きが目立つ

駅広告はコロナで大きなダメージを受けています。これまで人気があった駅でもちらほら空きが目立つようになってきたのを実感されている方も多いのではないでしょうか?2020年は外出自粛やテレワークが進み移動が極端に減った結果、特に電車の中吊り広告はスポンサーがつかずバーゲンセール状態でした。駅広告を含めた交通広告は昔から広告価値を乗降客数で判断しています。その観点からすれば乗降客数が減ったコロナ過では当然の結果です。しかし駅広告そのものの人気はコロナ前から少しづつ下がってきていた事実があり、コロナによってその速度が早まったと考えてよいと思います。

広告ニーズはビジネス街から住宅地域へ分散

“コロナ後の大きな変化といえば活動エリアが都心から都心以外の地域へ分散したことです。 たとえばこれまで勤務先近辺の歯科に通っていた人が、テレワークになったために自宅近辺の歯科に通うようになったなど行動の変化が様々な業界で起こっています。これに伴いこれまでとは違う新しいエリアでの広告ニーズが高まってきているのです。”

地域密着型ビジネスの看板広告ニーズ高まる

クリニックなどの地域密着型ビジネスは元々そのエリア内での広告ニーズがあります。さらにお伝えした通り都心から少し離れた住宅地域ではこれまで以上に新規のお客さんや患者さんを獲得できるチャンスが来ています。そこでこれまでそれほど発展していなかった地域住人が目にする広告はよりニーズが増すと予想できます。

これからニーズが高まる新たな広告スペースは?

“しかし地域内での宣伝方法は限られます。たとえば電柱広告などは地域密着型のクリニックなどにいまだ根強い人気がありますが、スペースも小さく大きな効果を見込みにくいと思われ弊社ではあまりお勧めしていません。このように地域の人に宣伝できる方法はとても限られているのが現実です。そこでこの分野に新たな可能性を見出せる、これからニーズの高まる立地をご紹介いたします。

  • 駅近の人通りが多い歩行目線の壁
  • 電柱広告が掲載されている付近のビル壁面
  • 自動販売機が設置されているビルの壁面
  • 落書きがある付近のビルの壁面”

地域の人の視界に入るビルの壁面をお持ちなら

これまでお伝えしました通り広告ニーズは大量の人が行きかうターミナル駅から周辺地域に分散してきます。大量の通行量がなくとも適切なエリアに広告を打つことができればスポンサーはしっかり成果を手にすることができるので十分ニーズがあります。特に重要なのは2階より下にある壁です。現在はスマホを見る人が多く、そのせいで目線はどんどん下がってきているからです。もしお持ちのビルで視界に入る低い位置にスペースがあるなら貸し看板を検討されてはいかがでしょうか?

 

 

ABOUT ME
西村友宏
西村友宏
株式会社サインズスクエア代表取締役。職人である父親の背を見て育った経験から、専門職の人達が安心して活躍できる社会を創りたいと考え銀行員から脱サラして同社設立。「デザインで全ての価値を活躍の舞台へ」をスローガンにデザインと看板職人技術を融合した独自ノウハウによる店舗集客やマンション空室対策で高い実績をあげている。