加盟社リレー寄稿Q&A

ビル壁面に落書きされて困っています。何か良いアイデアありますか?

不動産活用ネットワークは、不動産オーナーのお困りごとに対して最短最適な解決策を提供するために、企業の垣根を越えて協力し合うことを目的とした不動産業のプロ集団です。Q&Aコーナーではオーナー様からのお悩みと専門家による解決方法をご説明いたします。

今回のご相談

不動産オーナー
不動産オーナー
ビルの壁に落書きをされて困っています。塗装をして綺麗にしてもまたすぐに落書きされてしまうのではないかと思い躊躇しています。実際に近所のビルで塗装をしてもまたすぐに落書きされているケースを目の当たりにしました。でもこのまま放置しておくのもイメージが悪いし何か良い方法はありませんでしょうか?
西村友宏
西村友宏
こちらのケースですと塗装した後に落書き防止用のコーティング剤で落書きがつきづらくする方法もあるかと思いますが、今回は全く違う方法で問題解決した事例がありますのでご紹介させていただきます。

落書きを放置するビルの価値が下がってしまう

私はこれまでにオフィスビルや賃貸マンションの第一印象がビルに与える影響について研究してきました。今回のケースのように落書きをされているビルは印象が悪く価値低下に繋がってしまいます。オーナー様は試行錯誤してこの問題に取り組んでいらっしゃっても事実として落書きが放置されていると入居者側にその苦労は伝わりません。私が知ってるオーナー様の事例だと防犯カメラを設置しても夜中に複数人でおとずれ一瞬で落書きをされてしまったご経験があり、警察に相談したが解決できなかったようです。

落書きをされてしまう立地に解決のヒントがある

このように繰り返し落書きされてしまうとオーナー様としては手のうちようがないのが現実かと思いますが、そもそもなぜ頻繁に落書きをされてしまっているのでしょうか?落書きをする側の気持ちはあまり理解できないのですが、少なくとも誰にも見られないようなところに落書きをさているケースは少ないように思います。また落書きをする人は単なるいたずらという部分とバンクシーのようにアーティストとしての側面もあるのではないかと私は考えています。これらの理由から落書きされている壁は1.人目につきやすい場所 2.作品を描きやすいスペース という共通点があると私は推測しました。

貸し看板に求められる立地とは

これらの立地の共通点にぴったりなものがあります。それは貸し看板です。貸し看板はビルの空いているスペースを看板会社が借りて、広告面としてスポンサーにお貸しするというビジネスです。弊社には看板を借りたいスポンサーが沢山いらっしゃいますが、求めているのは人通りが多く、出来るだけ沢山の人が見てくれる立地で、障害物がなくより大きなスペースです。まさに落書きされやすい壁がこの条件にマッチしているのです。

地域ビジネススポンサーの需要は高まっている

コロナ渦で活動エリアは大きく変化しました。広告業界ではこれまでビジネス街での広告媒体(駅、交差点の巨大看板)が中心でしたが、各地域でどうやって認知度を上げていくのかというスポンサーのニーズ変化に対応していく必要があります。まだまだ少数ですが今後は各地域の生活道路などで地域の人にPRできるものが求められますし、落書き壁を広告媒体に変えるという手法もどんどん採用されていくと考えています。

落書き壁を広告媒体として活用し問題解決した事例

こちらのケースではとても良い立地であり、大きなスペースがあるために、落書きをされてしまっていました。オーナー様はこの落書き壁の対処法がなく諦めていたところ、貸し看板という方法があるのを知って弊社にご相談いただきました。弊社ではスポンサーに価値を提供するとともに、この建物の景観がよくなることを両立した案でこの問題を解決しました。スポンサー様は地域ならではの場所に広告を設置できたことによって知名度があがり色んなお問い合わせをいただけるようになちご満足いただいておりますし、建物オーナー様は一切のご負担なしで落書きの問題が解決し家賃収入も得られてとてもご満足されています。もし同じ悩みをお持ちでしたらこのような解決方法をご検討されてはいかがでしょうか。

 

 

ABOUT ME
西村友宏
西村友宏
株式会社サインズスクエア代表取締役。職人である父親の背を見て育った経験から、専門職の人達が安心して活躍できる社会を創りたいと考え銀行員から脱サラして同社設立。「デザインで全ての価値を活躍の舞台へ」をスローガンにデザインと看板職人技術を融合した独自ノウハウによる店舗集客やマンション空室対策で高い実績をあげている。