加盟社リレー寄稿Q&A

どうして証券会社がフドカツに参加しているのでしょうか?

不動産活用ネットワークは、不動産オーナーのお困りごとに対して最短最適な解決策を提供するために、企業の垣根を越えて協力し合うことを目的とした不動産業のプロ集団です 。 Q&Aコーナーではオーナー様からのお悩みと専門家による解決方法をご説明いたします。

今回のご相談

不動産オーナー
不動産オーナー
どうして証券会社が不動産の取り扱いをメインとしたネットワークであるフドカツに参加しているのですか?
豊福哲矢
豊福哲矢
率直なご質問ありがとうございます。当社は創業以来、100年以上にわたり、「より多くの人に証券投資を通じより豊かな生活を提供する」という経営理念のもと、歩みを続けてきました。いつの時代もお客様に満足いただくことを第一に考え、時代のニーズに合わせて新しい挑戦を続けてきております。そして現在は、「すべてのお客様にソリューションを」という言葉を合言葉として、業界の常識にとらわれず、新しい価値をお客様にご提供できるように取り組んでおり、その取り組みの一つとして、証券会社としては異例ですが、不動産専門のネットワークであるフドカツに2016年より加盟しております。

証券業界の現状と当社の取り組み

個人向け証券営業といえば、ノルマ主義に貫かれたハードセールスと実績主義の手数料ビジネスというイメージを持たれている方が多いのではないかと思います。過去、業界全体にそのようなイメージを伴う営業が広まっていたようですが、現在は、各社お客様の資産を増やすことで収益をいただく方向に転換してきているようです。
そのような中、当社では、お客様の預かり資産の増加や、新規資金の増加を評価の軸足に移しており、お客様にご信頼いただけているからこそ、預かり資産が増えるんだということ、預かり資産こそがお取引の源泉であるということに着目し、預かり資産の純増を最重点課題と認識して取り組んでいます。

顧客本位の業務運営とソリューションスタイル

昨今、金融庁が制定した顧客本位の業務運営という言葉があるように、どうしても証券会社は自社の利益を追求しがちで、それ故に、「より儲かる商品」だとか「話術・方策」というものを追求する傾向が強くて、その結果として、業界の信頼感の低下につながってしまっているのではないかという風に考えております。それに対する反省も込めて、当社としては今こそ、お客様の”心”に注目して、お客様が喜んでいただけるのであれば、どんなことでもやろうではないかという姿勢で取り組んでおり、そういう姿勢をソリューションスタイルという言葉に込めて社内外で打ち出しました。現在はこのソリューションスタイルの一環として、地域や業界の垣根を超えてクロスボーダーなサービスを展開しており、不動産専門の会社が集まる「フドカツ」に加盟しているのも、そのような理由からになります。

ソリューション本部の取り組み

証券会社の仕事というと、「お客様の資産運用」というのが、真っ先に思い浮かぶのではないかと思いますが、当社ソリューション本部では、お客様の資産運用を支援している営業担当者をサポートする立場として様々な業務をしています。たとえば、生前の相続対策・相続発生後のお手続きに関するサポートや、経営者のお客様に対する事業承継のサポートと、提携している金融機関(銀行、信用金庫、信用組合)との業界の垣根を超えた共同セミナーの開催や、提携・連携している教育機関の学生向けに金融リテラシー向上のための講義を受け持ったりもしています。特に高齢化が進む日本では終活や相続は切っても切り離せないキーワードです。相続資産の中でも大きな金額を占めるご自宅を含めた不動産の対応も非常に大切です。そのような不動産に関するお悩みがあったときに、他社にはないフドカツのようなネットワークを使ってお客様にとって、最適解となるようにソリューションを提供することが当社の役割だと感じております。

お客様にとってユニークな証券会社であるために

最後に当社の特徴的な取り組みとして、包括提携先である近畿大学との取り組みをご紹介したいと思います。中小企業が抱える経営課題を解決するための取り組みとして、当社の取引先であるサイクルショップカンザキと近畿大学がタッグを組み、共同でオリジナル自転車の開発を行ったものです。従前サイクルショップカンザキより「高い感性を持つ近畿大学の教授や学生に自転車のデザインを頼みたい」というニーズをヒアリングしていたこともあり、当社から近畿大学に依頼したところ快諾され、デザイン開発から製品製作まで約2年以上の歳月をかけて実現しました。当社がお客様にとって特別な証券会社であるために、従来の証券会社ではない特徴的な事例の一つであるかと思います。すべてのお客様に喜んでいただき、希望を持っていただくことが私たちの希望であり、こういった一見すると、証券会社の役割とは違うところでのご支援が、本当の意味でお客様と信頼関係が生まれるきっかけになると信じています。

3社連携により生まれた「neon circuit」贈呈式の様子
近畿大学との産学連携により生まれたオリジナル自転車「neon circuit」

 

 

ABOUT ME
豊福哲矢
豊福哲矢
藍澤證券株式会社ソリューション第一部アシスタントマネージャー。日本アジア証券株式会社(現藍澤證券株式会社)に入社後、営業経験を経て、公開引受部門に異動。上場準備支援業務に従事し、藍澤證券株式会社との合併後は、M&A、ストックオプション等といった企業の事業戦略サポートに取り組む。