加盟社リレー寄稿Q&A

長らく満車だった月極駐車場が空きます。募集賃料ってどうやって決めたらいいですか?

不動産活用ネットワークは、不動産オーナーのお困りごとに対して最短最適な解決策を提供するために、企業の垣根を越えて協力し合うことを目的とした不動産業のプロ集団です 。 Q&Aコーナーではオーナー様からのお悩みと専門家による解決方法をご説明いたします。

今回のご相談

不動産オーナー
不動産オーナー
管理している月極駐車場で5年ぶりに解約が出たので、新規募集をすることになりました。深く考えず今まで通りの賃料で募集しようと思っていたのですが、友人から「しっかり調べたほうがいい。相場が変わっているかも」と言われました。「それならば」と少し周辺を調査したものの、よくわかりません。募集賃料ってどうやって決めたらいいですか?
増田知平
増田知平
月極駐車場の募集賃料は、住宅に比較して相場がわかりにくいため、感覚的に値付けしているオーナー様や管理会社様も少なくありません。しかし、周辺をしっかり調査すれば、最適な募集賃料を設定することが可能です。
まず、当該月極駐車場の半径300m以内のエリアに、何カ所、何台の駐車場があるかを調査します。続いてそれぞれの駐車場の空き状況と募集賃料を調べたうえで、平置きか機械式か、砂利敷きかコンクリートか、停めやすいか停めにくいかといった条件を加味して相場賃料を考察します。

入念なマーケット調査が明暗を分けます!

「言うは易く行うは難し」で、実際調査するとなればかなりの労力を要すうえ、直接連絡して状況を聞き出すのも簡単ではありません。実際のやり方としては、たとえば当社が運営する月極駐車場検索サイト「at PARKING」のように掲載件数の多いポータルサイトを利用して、募集賃料を地図に書き込んでいき、特徴をメモします。少々骨が折れますが、この作業は最低限必要になります。そして、空いている理由を加味して価格を考えます。たとえば、一般的に平置きよりも機械式のほうが賃料が安くなる傾向にあります。これは機械式にサイズ制限があることや、クルマに乗り込むまでに時間がかかることが主な理由です。さらに、同じ機械式駐車場でもハイルーフや3ナンバーの車両が入るかどうかによっても募集賃料は違ってきます。

満車の状態でもニーズが把握できる裏ワザ

賃料を決めて募集を開始しても、すぐに契約が決まるとは限りません。当然ながら、反響がなければ募集賃料を下げることもあります。反対に、問い合わせが殺到してしまうと「安すぎた」ということになりますので、悩ましいところ。「せめて、満車のうちからどの程度のニーズがあるのか把握できていれば…」なんて思いませんか?
実はオススメの方法があります。このリレー寄稿でも何度かご紹介していますが、当社が提供する空き待ち予約サービス「アキマチ®」です。QRコードを付けた募集看板を設置し、その駐車場が気になったユーザーはスマートフォンから読み取れば、いつでも募集賃料などの条件確認ができるうえ、満車の場合でも空いたらお知らせを受け取る予約ができます。これにより、空き待ちユーザーの数が駐車場のニーズを可視化してくれ、解約が出ても募集というプロセスを飛ばしてすぐに契約になるため、収益向上に直結します。

既に沢山の空き待ち予約が入っています

当社のアキマチ®の仕組みは全国に広がり累計7500件以上の予約がされています。こちらは仙台の一例ですが、アキマチ®が動き出すと1台の空き待ちを求めてこんなことが起こっているのです。

アキマチ®事例

【仙台市ランキングTOP5】をご紹介!


第1位 仙台市若林区荒井東の駐車場………1台に68名待ち!!
第2位 仙台市青葉区通町の駐車場…………1台に13名待ち!
第3位 仙台市若林区卸町の駐車場…………1台に10名待ち!
第4位 仙台市宮城野区岩切の駐車場………1台に9名待ち
第5位 仙台市若林区成田町の駐車場………1台に7名待ち

アキマチ®利用者数 累計7,500名突破!(2021年4月末現在)
全国でアキマチ®増加中!

このアキマチ®も「at PARKING 月極パートナーシステム」の一部機能です!24時間自動で対応!
満車の状態で予約がどんどん溜まります。

 

 

月極駐車場の売上を上げるなら

当社がサポートしているのは、月極駐車場の稼働を少しでも高めたいと考えている全国の管理会社様です。私たちのような月極駐車場専業で業務改善に取り組む会社は珍しい存在ですので全国の管理会社様からは重宝な存在です。もし、ご自身の駐車場の収益アップを図りたい場合には、ぜひ管理会社様に当社をお伝えください。

いざという時に備えた事前の対策を!

「うちはずっと満車だから大丈夫」とおっしゃるオーナー様も、いざという時に備えた事前の対策をされてはいかがでしょうか?
気付いたら優位でなくなっている、なんてことも。街の変化、暮らしの変化、クルマの変化、それこそコロナ禍による変化。マーケットは日々変わってきていますので、選択肢は多いほうが安心かと思います。デジタルによって効率化できる方法も増えてきていますので、広く情報収集されることをオススメいたします。

 

 

ABOUT ME
増田知平
増田知平
株式会社ハッチ・ワーク代表取締役社長。青山学院大学大学院国際マネジメント研究科修了、経営学修士(MBA)。神奈川県出身。業界初のクラウド月極駐車場管理システム「atPAKING月極パートナーシステム」を開発し、全国の月極駐車場のDXを推進する。