加盟社リレー寄稿Q&A

月極駐車場にEV用の充電設備をつけるための補助金はある?

不動産活用ネットワークは、不動産オーナーのお困りごとに対して最短最適な解決策を提供するために、企業の垣根を越えて協力し合うことを目的とした不動産業のプロ集団です 。 Q&Aコーナーではオーナー様からのお悩みと専門家による解決方法をご説明いたします。

今回のご相談

不動産オーナー
不動産オーナー
最近よくEVの話を耳にしますので、将来的に所有する月極駐車場に充電設備をつけることもあるのかな、と思い始めました。そこで、機器の設置にどのぐらい費用がかかるかを調べていたところ、社会インフラとして非常に重要であることもわかり、同時に補助金があるのかが気になりました。補助金ってありますか?
増田知平
増田知平
ご質問ありがとうございます。補助金ですが、実はちょうど2022年3月に、「クリーンエネルギー自動車・インフラ導入促進補助金」の対象に、初めて月極駐車場が加わったばかりです。経産省のページは下のボタンをクリックするとご覧いただけます。

経産省のページはこちら>

 

長きに渡る話し合いの末に

実は当社、昨年11月に経済産業省で機会をいただき、「EV普及における月極駐車場の重要性」について、課題の話し合いをしておりました。

国の政策であるEV普及には月極駐車場でのEV充電は必須なのですが、なんと今までは経済産業省の補助金対象に「月極駐車場」が入っていなかったのです。

そこで、月極駐車場への充電設備設置がいかにEV普及に対して重要性か、そして補助金が交付される場合に発生するであろう課題について、意見をさせていただきました。

そして、ついに今年の3月に「クリーンエネルギー自動車・インフラ導入促進補助金」の対象に、初めて月極駐車場が加わったというわけです。

詳しい内容は経産省のページをご覧ください

今まで対象外だったことからすれば、ものすごい前進です。補助率は以下の通りです。

  • 充電設備の購入費を1/2以内で補助
  • 設置工事費を定額(1/1以内)または1/2以内で補助

その他条件などは以下サイトの中段、「充電インフラ補助金」の<申請の手引き>、P.129あたりからご覧ください。

サイトはこちらからご覧いただけます>

内容を見て、「補助金につきものの厳しい条件をかなり緩和していただけた」と思いました。

月極駐車場が社会インフラに

いよいよ、月極駐車場もEV普及を担う社会インフラとしての役割が明確になってきました。引き続き、関連情報があればお伝えしていきます。

私たちの強みは、12年以上の歳月をかけ、月極駐車場の研究をしてきたことです。これまで溜めてきた知見を活かし、月極駐車場の利活用について様々な取り組みを続けていきます。少しでも収益をアップする仕組みをつくり、不動産会社様を通じて、オーナー様のご支援を行ってまいります。

 

 

ABOUT ME
増田知平
増田知平
株式会社ハッチ・ワーク代表取締役社長。青山学院大学大学院国際マネジメント研究科修了、経営学修士(MBA)。神奈川県出身。業界初のクラウド月極駐車場管理システム「atPAKING月極パートナーシステム」を開発し、全国の月極駐車場のDXを推進する。