
不動産活用ネットワークは、不動産オーナーのお困りごとに対して最短最適な解決策を提供するために、企業の垣根を越えて協力し合うことを目的とした不動産業のプロ集団です 。 Q&Aコーナーではオーナー様からのお悩みと専門家による解決方法をご説明いたします。
今回のご相談

シェア駐車場ってどんなサービス?
数年前から不動産業界でも「シェアリングエコノミー」を使ったサービスが活況となっています。AirBnBを代表とする民泊をはじめ、イベントスペースや会議室、オフィスなどもシェアできるサービスが国内でも多数立ち上がり、利用が急増しています。シェア駐車場も、これらシェアリングサービス同様に「稼動していない不動産(駐車場)を稼動させる」ところに大きな利点があります。使われていない駐車場を、使われない期間だけ、短期/スポットで貸し借りすることができるサービスです。


シェア駐車場のメリットは?
土地活用としてのシェア駐車場にはユニークな特徴があります。
(1)機械の設置が不要
外観を変えることなく、現状有姿のままで運用ができます。看板や精算機、フラップ等の機器が一切不要です。
(2)貸したい期間だけ貸出可能
賃貸物件であれば次の入居者が決まるまでの間はもちろん、建築が始まるまでの間の更地、店舗/事業所であればお客様用駐車場や従業員用駐車場などを営業時間外に貸し出しすることができます。
(3)安心の特定多数会員
シェア駐車場サービスを提供している会社の多くは、会員制をとっています。会員登録し、事前に支払いを済ませた方だけが利用可能なため、一般的な時間貸し駐車場と異なり不特定多数が利用することはありません。弊社が運営する「軒先パーキング」では会員情報に加えて駐車する車の車種やナンバーも登録いただいています。
(4)ニーズに合った料金設定
予約の受付はインターネットから行うため、料金設定も1日単位で設定ができます。周辺の駐車ニーズに合わせて、平日と週末で料金を変えたり、近くでイベントなどがある特定の日だけ値上げをすることも簡単にできます。
ドライバーにとってのメリットは?
一方で、シェア駐車場を使うユーザーにとってはどんなメリットがあるのでしょうか?
皆さんが車でお出かけになった時、駐車場がなくて困ったご経験はないでしょうか? また、見つかったものの混雑していて長い時間入庫待ちしなければならなかったり、目的の場所まで遠かったり、精算しようと思ったら思いのほか駐車料金が高くてビックリしたり、といったことも車でのお出かけの際にはよくあることです。
日本国内にはいたるところに時間貸し駐車場がありますが、いずれの駐車場も行ってみないと停められるかどうかわからないという課題がつきまといます。飛行機や新幹線のように、事前に予約することができればドライバーにとってのストレスは大幅に軽減されます。シェア駐車場ユーザーにとっての一番のメリットはこの「事前予約できる」ことです。また、予め1日の料金が決まっているので、安心してご利用いただけます。


シェア駐車場のデメリットは?
大きなデメリットがないシェア駐車場ですが、コインパーキングなどの時間貸し駐車場や月極駐車場と比較すると、オーナー様にとっての収益の安定性が低い点があげられます。シェア駐車場サービスの運営会社は、駐車場の借り上げは行わず、利用があった分の成功報酬型でオーナー様に収益が入ります。毎月一定の収入を確保されたいというご要望にはお応えできませんが、駐車場の立地によっては通常の借上げ/月極の賃料よりもはるかに多い収益を上げることが可能な場合があります。たとえば、近隣にスポーツ関連施設(スタジアムや競技場)や大規模イベントホールなどがある場合、各施設でのイベントの人気度合いによって、駐車料金を変動させ需要に即して収益を最大化することができます。軒先パーキングではオーナー様から料金設定を一任いただき、イベント内容によって駐車料金を最適化させるダイナミックプライシングによる値付けも承っています。駐車場確保が困難なイベント会場近くでは、1日10,000円以上で利用されることも少なくありません。

空き駐車場の運用にお困りのオーナー様
空き駐車場をシェアリングで運用いただくと、オーナー様にとってプラスアルファの収益につながるだけでなく、近隣の路上駐車防止や混雑緩和にも貢献いたします。ぜひ、お気軽にご相談ください。