加盟社紹介

「ワクワクする気持ち」を根底に据えて オーナー様の賃貸経営を成功に導くコンセプト賃貸プロデュースをサポート

 

新しく部屋を借りるためにインターネット検索を行う時、私たちはまず「どこに住むか?」「家賃はどのくらいか?」といった、自分に必要な条件を考えて選んでいきます。しかし、もしもあなたが望むライフスタイルがあって、その生活を実現できる物件があるとしたら、そちらに心ひかれませんか? 合同会社コンセプトエールはコンセプトと入居者様のターゲットを明確に定めた賃貸物件(以下「コンセプト賃貸」)をプロデュース&コンサルティングする会社です。数々の個性豊かな物件を手掛けてきた代表社員の久保田大介さんに、コンセプト賃貸の魅力とオーナー様のメリットをお伺いしました。

アンティーク家具、アクアリウム――
オーナー様の夢が詰まったユニークな賃貸物件

御社の事業内容を教えてください。

弊社は不動産オーナー様が賃貸物件を新築したり、リノベーションしたりする際に、コンセプトを明確に定め、それに合わせたサービスや設備を導入するコンサルティングを行っています。2017年に新築コンサルティングをした神楽坂の物件を例に挙げると、そこには100年超のアンティーク家具をイギリスやフランスから輸入し、実用品として使えるよう配置しました。また、桜並木に面している幡ヶ谷の新築物件では、窓を大きくとって、窓辺にメキシカンハンモックを設置し、のんびり寝転びながら桜を見ることができる、というコンセプトの部屋にしました。さらに現在、コンサルティングを進めているのが「アクアハウス」というシリーズ。こちらは1階が全面土間になっていて、そこに水槽をいっぱい並べ、熱帯魚はもちろん、蛇、亀、カエル、トカゲといった爬虫類を好きなだけ飼えるという賃貸住宅です。こういった「普通の賃貸物件にはない、特別なコンセプトで作られた物件に住みたい」という方たちを見つけてきて、マッチングして、入居までつなげています。

コンセプトはどうやって決めるのでしょうか?

大きく分けて2パターンあります。1つ目はオーナー様から任されて、弊社が企画のコンセプトを立てるパターン。このケースでは街や物件が持つ素材からコンセプト案を引き出し、専門家とチームを組んで企画し、提案することが多いです。先述のアンティーク家具やメキシカンハンモックの物件などが代表例です。もう1つはオーナー様から「こういう企画をやりたいので、サポートしてください」と依頼されるパターン。先ほどの例ではアクアハウスが該当します。最近は、後者のケース、オーナー様が好きな世界を出していただくほうが良いなと感じています。オーナー様が好きなものを扱うのですから、アイデアがどんどん出てきますし、こちらが思いつかないようなユニークなものになります。

水槽を一面に並べ、熱帯魚や爬虫類に囲まれて暮らせるアクアハウス
メキシカンハンモックで寝転がりながら、外の美しい桜並木を鑑賞できる部屋

リーシング・管理を知り尽くす会社だから
コンセプト賃貸を成功に導ける

コンセプトをつけて運用することのメリットはどういったところにありますか?

まず賃料が高く取れることでしょう。普通の物件では「駅から近い」とか「築年数」といったようなスペックでの比較になり、競争が激化して最終的には価格勝負になってしまいます。ラーメン店を例にお話しますと、普通のラーメンを作っていると、おいしさだけでは大差がつかないものです。しかし激辛を売りするなど尖ったコンセプトで人気店になれば、お客様は「そのラーメンを食べたい」となり、並んでも行く価値があると考えて来てくださるでしょう。このようにコンセプトが強ければ当然高く貸せますし、ほかに似たような物件がないから借り手に不自由しません。

確かにそれを手に入れるために、お客様の方から赴くでしょうね。

スペックが同じだと、「勤務先に近い」「自由が丘や吉祥寺で暮らしたい」など、住む街で決まります。でもコンセプト賃貸の場合、自分の夢をかなえてくれるのであればエリアは二の次になります。競争力の弱いエリアであっても、尖ったコンセプト、私は「キラーコンセプト」と呼んでいるのですが、そのキラーコンセプトに吸い寄せられて入居希望者がやってくるのです。

安く物件を購入できて、高い家賃がとれたらいいですよね。

仕入れが安くて高く売れれば、どんな商売でも成功しますよね(笑)。もう一つ、「類は友を呼ぶ」という言葉がありますが、コンセプト賃貸は入居者様が別の入居者様を連れてきてくださいます。先ほどお話したアクアハウスを例にあげると、普通の友人を招いて爬虫類を見せても、「ふーん」と言われるのがオチ。しかし共通の趣味を持つ友人だったら、ものすごく興味を示してくれるでしょう。そして「どうしたらこんな生活ができるの?」と聞くわけです。すると入居者様の方から「これはアクアハウスという企画の賃貸物件でね……」と宣伝してくれ、それを聞いた方が「今度部屋が空いたら、私も住みたい」とウェイティング登録をしてくれるのです。先に需要があるところに供給するのですから、賃料が高くてもOKですし、空きの心配もそんなになくてすみます。これがコンセプト賃貸の強みです。
これまでは「家で好きなことをやりたければ、買いなさい」と言われてきました。でも今は「所有」ではなく「シェア」の時代。「生涯賃貸派」という方もたくさんおられるようになりました。こうなると賃貸でも、夢の暮らしを実現できることが求められるようになってきます。しかし供給は圧倒的に少ないので、オーナー様には絶好のチャンスだと思います。

しかしそういったニーズはニッチですよね。ターゲットに募集情報をどのように届けるのでしょう?

大きく分けると2つです。一つは現在のリーシングシステムをフル活用するやり方。もう一つはこれまでにないまったく新しい貸し方を作り出すやり方です。前者で言えば、不動産業者間の情報流通網であるレインズなどを使って、それこそ日本中の仲介業者さんたちに物件情報を届けます。たとえば神楽坂につくったアンティーク家具物件は、全8室のうち地元の不動産会社さんが仲介してくださったのは0件でした。一方、横浜の不動産仲介会社から紹介を受けて、茨城県の方が入居を決めてくださったりしました。コンセプトに合うお客様は全国各地にいらっしゃるので、情報の網は大きく広げる必要があるということです。後者の「新しい貸し方」はたとえばSNSなど新しいメディアをうまく利用することです。先ほどご紹介したアクアハウスのオーナー様は、YouTubeチャンネルやTwitterで常日頃から情報を配信しています。ほかにもアクアリウム系の雑誌に掲載していただくことで、ファンとダイレクトにつながることを目指されています。この方法をとれば、ある意味、仲介会社は必要なくなるのです。
ただしいずれの方法を取るにしても、リーシングを知り尽くしていないと、実際に成功するのは難しいでしょう。「面白そうだな」と思って手を出したものの、いつまでたっても借り手がつかず、あきらめてコンセプトを捨てるといったケースが散見されます。キラーコンセプトを持った物件は、ターゲットに募集情報を届けられないと悲劇的です。そこがオーナー様にとってはリスクであり、弊社のノウハウが必要となってくるのだと考えています。

神楽坂のコンセプト賃貸は、全室に本物のアンティーク家具が「実用品」として置かれている。

新しいものを作る時は
「楽しい」と言う気持ちを優先させる

コンセプトエールさんは、楽しいコンセプトのある賃貸住宅を紹介する『ワクワク賃貸®』というウェブマガジンを配信されていますが、なぜこの媒体を作ろうと思ったのですか?

以前はオシャレ物件、ユニーク物件を扱う仲介会社のサイトに掲載したら、そこで決まっていました。ところがそれらのサイトがメジャー化していき、新しい物件が次々アップされるようになると、トップページに掲載される時間も短くなってしまい、成約が見込めなくなってきました。それなら自分でメディアを作ろうと思い、2018年に「ワクワク賃貸」の配信を始めました。まだまだ手探り状態で、理想通りに進んでいるとは言えませんが、やっているとたくさんの発見があります。そして最近は、コンセプトごとの小さなコミュニティをいくつもつくり、それらのデパートのような存在になればいいのかなと思うようになってきました。

久保田さんが仕事に取り組むうえでのモットーを教えてください。

単純ですけれど、自分自身がワクワク楽しみながら事業を進めていくことです。楽しいという気持ちは、いろいろなアイデアの連鎖を導き出したり、気が付かなかったことを発見できたりする原動力になります。これはオーナー様や入居者様にとっても同じこと。関わる人皆さまが「楽しい!」と思っていただけたら、どんなに面白い物件ができるか。それを想像しているだけでワクワクしてきます。

今後の不動産業界をどのように変えていきたいですか?

「賃貸住宅はコンセプトがあって当たり前」と不動産業界の誰もが思うようになったら最高ですね。そしてコンセプト賃貸を確実に成功させるためのリーシングや管理のシステムをつくりたい。そのためにフドカツの加盟社さんたちはもちろん、不動産業界以外の方たちとも手を携えて、新しい発想をどんどん取り入れていこうと思っています。

コンセプトエールが運営しているウェブマガジン『ワクワク賃貸®』

 

(構成/文 桂泉晴名)